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【#8】70’s Vintage プレミア 250S(フットペダル,キックペダル,パール,タマ,ヤマハ,ラディック,スピードキング,コージー・パウエル) 売り値

【#8】70’s Vintage プレミア 250S(フットペダル,キックペダル,パール,タマ,ヤマハ,ラディック,スピードキング,コージー・パウエル) 売り値
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商品説明  【#8】70’s Vintage プレミア 250S  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 ※当記事は随時訂正・追補を行っています。(最終更新:2023年8月27日) ・ラディックの『スピードキング』の制御法について加筆しました。 ・スピードキングの出品を予定していますが、時間的余裕が無く、出品期日の目途が立ちません。ご期待いただいている方には大変ご迷惑をお掛けいたし、誠に申し訳ございません。 ※本商品案内には『プレミア250S』の仕様、年代資料、使用上の注意等の各種情報を詳細に記載していますので、本商品を購入された方や既に『プレミア250S』を所有されている方は、本記事を印刷して保存されることをお勧めします。 商品案内 ・『プレミア250S』は、ディープ・パープルやレインボウ、ザ・フー、レーナード・スキナード等の70年代を代表するロックサウンドを強固に支え、幾多の名曲を生み出す一助となったイギリス製のフットペダルです。 ・『プレミア250S』といえば、かねてよりコージー・パウエルやキース・ムーンがその愛用者として知られてきましたが、最近、イアン・ペイスがディープ・パープル黄金時代(第1~4期)を通して一貫して『プレミア250S』を使用し続けていたことが、画像や動画の分析により実証されました。 ※風人乱舞:イアン・ペイス :(スマホでは見づらいため、パソコンでの閲覧をお勧めします) ・ジャズにおいても、ジャック・ディジョネットやエルヴィン・ジョーンズら、多くの著名ドラマーに愛用され、『ラディック・スピードキング』や『ロジャース・スウィヴ・O・マティック』と並ぶフットペダルの名機です。 ・同じダイレクトドライブでも、ラディック・スピードキングと比べるとその独特のクセがほとんど感じられず、軽快なアクションで演奏を楽しめます。 ・コージー・パウエルのバスドラサウンドを再現したい方、イアン・ペイスやディープ・パープルの熱烈なファンの方、ジャズのようにバスドラム本来のアコースティックで繊細な鳴りやトーンを楽曲の構成要素として重視されている方、「ロック黄金期」と呼ばれ、深化と多様化を極めた「70年代ロック」に思い入れのある方、世界が激流に渦巻き、炎のように揺れ動いていた70年代という時代の空気の一端に触れながらビンテージペダルを踏んで楽しみたい、そういった方々に『プレミア250S』をお使いいただきたいと思います。 ご注意! ①同じビンテージペダルでも、ラディックのスピードキングはある程度重量があり(約1.4kg)、作りも堅牢ですが、『プレミア250S』は、およそハードユースに耐えられないのではと思われるほど本体が軽く(約1.1kg)華奢です。作りが心許なくおもちゃのようで、現代版フットペダルしか使われたことがない方には『プレミア250S』はパワー不足でアクションも頼りなく、音楽的志向によってはまるで使い物にならない可能性があります。そのため、ジャズのようにバスドラムというアコースティック楽器本来の鳴りやトーンに重点を置く音楽的志向をお持ちの方にはお勧めできますが、パワー重視の方や機能重視の方には全く向かないペダルですので、一時の興味本位で入手されることはお勧めしません。 ②『プレミア250S』や『ラディック・スピードキング』は蝶ボルトを指で締め込んでビーターを固定する方式が採られており、数十年来、演奏中にビーターが脱落するアクシデントがつきものでした。そこで、蝶ボルトの固定を強化するため、ビーターロッドの側面で蝶ボルトが押圧されるポイントを金属やすりを使用して加工する必要があります。加工法については以下サイトに詳細が記載されていますのでご参照ください。作業時間は10分程度です。 ・風人乱舞:ビーターロッドの加工 出品画像の保存: ・PC(Chrome、Edge):対象画像をデスクトップにドラッグ&ドロップ。または、右クリックし、「名前を付けて画像を保存」。 ・アンドロイド(Chrome):画像の上で長押し後、「画像をダウンロード」をタップ。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 ロック黄金期、70年代にタイムトリップ ~『プレミア250S』によるバスドラサウンド(You Tube)~ コージー・パウエル(Kill The King/RAINBOW/1977) ・1977年10月、レインボー時代のコージー・パウエル、29歳の時の演奏です。バスドラムがただの安っぽいドンシャリ系重低音発生装置などではなく、一音一音に息吹があり、歌い、吠え、訴えることのできる、感情表出と表現力の豊かなアコースティック楽器だということを再認識させてくれる、『プレミア250S』による、魂を震わせるコージーのバスドラサウンドです。 上記1977年の同ライブでのドラムソロの動画、1分46秒時以降、コージーの左足連打が始まると、少しわかりづらいかもしれませんが、『プレミア250S』のヒール部のシルエットとシーソーのような特徴的な動きが約5秒間見られます。コージーファンの間では周知の事実ですが、ツインバスドラムの連打は左足を「表(オモテ)/頭(アタマ)」として始まります。テクニックがどうの、パワーがどうのといった話の次元を超えて、ドラムソロを聴いていて純粋に感動するという経験はなかなかあるものではありません。いかにも太鼓らしい、温もりと深みのある、しかもカラッと乾いたアコースティックなトーンで鳴る70年代のラディックキット時代のコージーのドラムサウンドは、やはり特に素晴らしく魅力的です。是非聴いてみてください。 これもコージーファンの間では常識となっていますが、彼はただありったけの力でスティックを振り回して激しくヘッドに叩きつける力業(ちからわざ)のドラマーではありませんでした。実際は逆に脱力し、スティックの重さやバウンド、重力を利用して効率よくしなやかに、しかも驚くほど軽く叩くだけであの粒立ちよく綺麗な打音でありながらハードかつヘビーな音量感を出すスマートでクールなテクニシャンでした(参照記事はこちら)。当然のことながら、ドラムキット全体でトータルにバランスよく「いい音を出す」ために、バスドラムについてもパワー偏重による味気ない重低音などコージーは求めてはいなかったのです。それにしても、コージーが「破壊的馬鹿力ドラマー」だという勘違いが今後も世界中で続いていくのは大変残念なことです。 1975年に撮影されたコージーの『プレミア250S』のビーターはプレミア製の純正ウッドビーター、『#1296』に見えますが、詳細は不明です。 1981年、コージーがマイケル・シェンカー・グループに在籍していた時代のライブで、2分5秒時と3分17秒時に『プレミア250S』が映ります。ビーターのメーカー、モデルはわかりませんが、質感や色合いからするとウッドではないでしょうか。 1992年、ブライアン・メイと共演した際のコージーのドラムソロで、0分24秒時以降、『プレミア250S』が数回映ります。ここでもツインバスドラムの連打では左足が「オモテ/アタマ」になっています。 1993年、やはりブライアン・メイと共演した際のコージーのドラムソロで、4分18秒時以降、『プレミア250S』が数回映ります。ここでもツインバスドラムの連打では左足が「オモテ/アタマ」になっています。 1994年、こちらはコージーが事故死する4年前に撮影されたドラムソロで、0分20秒時以降、『プレミア250S』が数回映し出されます。コージーのフットワークと『プレミア250S』のアクションの様子がご参考いただけると思います。高機能、高パワーを謳う現代的で新しいフットペダルには目もくれず、70年代製の古く頼りないイギリス製のフットペダルを自身の晩年、90年代末まで愛用し続けたというのは、ジョン・ボーナムがラディックのスピードキングを終生愛用したのと同じように、音楽家としてのコージー独自の感性や知見に基づく理想のバスドラサウンドが、まさに『プレミア250S』でしか得られなかったからでしょう。そして、かの「脱力奏法」によってアコースティック楽器としてのドラム本来の豊かで繊細な音色を引き出しながら、コージー自身が求める理想的なドラムサウンドを実現していたのだろうと思います。 イアン・ペイス(Mistreated/DEEP PURPLE/1974) ・1974年4月に開催されたカリフォルニア・ジャムでの『ミストゥリーテッド』で、イアンは当時26歳。楽曲に底流する『プレミア250S』による26インチ・バスドラムのヘヴィー、かつアコースティックなトーンが、粘っこくヘヴィーなこの名曲の魅力をしっかりと引き立たせています。終始不機嫌そうな様子のリッチー・ブラックモアによる呻くような、あるいは咽ぶようなギターサウンドとデイヴィッド・カバーデイルによる燃え盛る情念と苦悶そのもののようなボーカルがもつれ合い、一気にトリップ感に包み込んでくれます。 1975年12月、日本武道館での『Burn』の演奏です。ジョン・ロードをして「ディープ・パープルを名乗るべきではなかった」と言わしめた第4期の布陣ですが、 麻薬摂取により手指の自由が利かなかったトミー・ボーリンの残念プレイはさておき、どっこい、第4期パープルのこの曲の演奏を聴けば一発でノックアウトです。1年後の翌1976年12月、トミーは麻薬のオーバードースにより急逝します。70年代を輝かせていた炎の一つが、静かに消えていきました。 イアン・ペイスが60年代から70年代にかけてのディープパープル黄金時代(第1~4期)に使用していたフットペダルは『ラディック・スピードキング』だと、これまで国内だけでなく海外においても半世紀以上の長きにわたり何の根拠もなく信じ込まれてきましたが(現在でもまだ事実が浸透していない)、少なくとも1969年3月から1975年12月までの7年近く、一貫して『プレミア250S』を使用していたことが、画像や動画の分析により実証されました。 2011年頃、イアン本人が60~70年代製『プレミア250S』を探して手に入れようとしていたことがあったそうです(参照元/2012年3月17日・午前10時の投稿)。かつて使用していたドラムキットを展示するイベントがあって、その際に展示用として急遽必要になったのでしょうか。それとも、「60~70年代」というと、まさにディープパープルの第1~4期に相当する時期です。若き日々、ディープ・パープル黄金時代に愛用していたシンプルな機構の古いフットペダルの独特のアクションがふと懐かしくなり、久しぶりに踏んでみたくなったのでしょうか。 1974年12月に撮影されたイアン・ペイスの『プレミア250S』を見ると、使用しているビーターはプレミア純正のようですが、フェルトの『 #1290』か、ウッドの『 #1296』かは不明です。ビーターは最大長にセッティングしています。 1970年、イギリスでのスタジオライブで、『マンドレイク・ルート』の2分20秒時、暗くてわかりづらいかもしれませんが、『プレミア250S』のヒール部のシーソーのような特徴的な形状が約5秒間見られます。 『ファイアボール(キース・ムーンにバスドラムを借りてツーバスでレコーディング)』、『スピードキング』、『ハイウェイ・スター』、『スモーク・オン・ザ・ウォ―ター』、『バーン』…、こうした名曲が『プレミア250S』によって演奏されていたことを思いながらあらためて曲を聴いていると、一曲一曲への感慨や思い入れもいっそう深まります。 1971年、こちらは珍しくトラディショナルグリップ(レギュラーグリップ)で演奏するイアン・ペイスです。ドラムセットはイタリアの放送局側の備品らしく、フットペダルの機種は不明ですが、イアンの切れ味鋭く、スピーディーで鮮やかなスティックさばきが見事です。 キース・ムーン(Substitute/THE WHO/1975) ・1975年、狂気の変態野生人、奇人変人、20世紀最大の悪ガキ&でしゃばり百面相ドラマー、キース・ムーンによる宇宙破壊的奔放ドラミングです。ダイナミック、かつ生き生きと躍動的で胸に直接轟いてくる『プレミア250S』によるバスドラサウンドがとてもエキサイティングです。型破りな生き様がそのままドラミングにぶつけられているかのようで、「自由と表現・創造との関係」について思いを新たにさせてくれます。 キースは、60年代に前身モデルの『プレミア250』を、そして70年代に『プレミア250S』を使用している際の写真や動画が多数確認されています。 エピソード①… ベーシストのジョン・エントウィスルの証言です。「バンドそのものが崩壊しかねなかった曲がある。『Substitute』(1966年リリース)だ。最初に録音を聴いた時にキースはこう言ったんだ。『こんな曲、いつ録ったんだ? このドラマー、どこから連れてきたんだ?』。『お前が叩いたんだよ』。『憶えがないな!』。『お前だっつーの!』。『くそったれが! 他のドラマーに叩かせたんだろ。こんなバンド、もう辞めてやるわ!』。そこで最後に俺がこう言ったんだ。『よく聴けよ、お前がシャウトしてるんじゃないか』。すると、『ふむ・・・ 確かに俺だな・・・。ところで、こんな曲いつ録ったんだ?』。『先週だよ!』」 エピソード②… 「ピート(タウンゼント)が曲作りに専念するため、バンドが2年ほど何もやることがなくなると、キースはドラムを叩くことすらしないんだ。それで、久しぶりに、いざ録音だぞってなると、奴はドラムの叩き方をすっかり忘れてやがるんだ。なので、俺たちはリハーサルで彼の記憶を揺さぶらないといけないというわけ。」 1967年、こちらはテレビ出演の際のシーンですが、スタジオでドラムセットを爆破! 何が起きても動じないジョン・エントウィスル、ギター破壊中毒のピート・タウンゼント、倒れ込むキースを気遣う、まじめなロジャー・ダルトリー。四人の素の個性が垣間見られて、何となく微笑ましくなります。 1977年、目立ちたがり屋で寂しがり屋のキース、ドタバタをやらせても一流。キースはこの翌年、1978年、麻薬のオーバードースにより32歳の若さで亡くなります。70年代を激しく照らしていた炎の一つが、ここでも静かに消えていきました。 リッキー・メドロック(Free Bird/LYNYRD SKYNYRD/1971) ・1971年、「今の僕は鳥のように自由… この鳥を、君が変えてしまうことはできない…」と歌われるレーナ―ド・スキナードの名曲、『フリー・バード(オリジナルバージョン)』。のちにレーナ―ド・スキナードのギタリストに転向するリッキーのドラマー時代の演奏です。動画に映し出されているメンバーの写真で、左から3人目の、左腕を挙げてポーズをとっている人物がリッキーです。 こちらは1972年に撮影された、リッキーの『プレミア250S』です。少しわかりづらいですが、『プレミア250S』の黒いフットボードと、その下にある「固定バー(フィクストステイ)」と後部ヒール部が見えています。 リッキーが澄んだ高い声で歌う美しいバラード曲、『白い鳩(1971年)』も聴いてみてください。 こちらは1973年にレコーディングされた『フリー・バード』で、このバージョンではボブ・バーンズがドラムを演奏しています。動画に映し出されているメンバーの写真で、最後列左から二人目の、右手を挙げてポーズをとっている人物がボブ・バーンズです。 ボブ・バーンズ(Simple Man/LYNYRD SKYNYRD/1973) ・1973年、「僕がまだ幼い頃、母さんが語ってくれた話… つましく生きて、自分が好きだと言える人間になりなさい…」と、しっとりと歌われるレーナード・スキナードの名曲、『シンプルマン(歌詞付き)』です。アメリカ南部の、素朴で保守的な人々の暮らしや生きざまがにじみ出てくるようで、しみじみと心に響きます。 ボーカリストのロニー・ヴァンザントが祖母の葬儀に出席した後、家族やバンドのメンバーが揃っている中、かつて祖母が自分に語ってくれた助言について皆に語り聞かせている際に発せられた言葉が元になり、この曲は生まれました。 こちらは1974年頃に撮影されたボブ・バーンズの『プレミア250S』です。『プレミア250S』の特徴的な形状の「駆動リンク」が見えています。 1977年10月、次の公演地、ルイジアナ州バトンルージュへと向かうメンバー一行が乗った飛行機が燃料切れによりミシシッピ州の森林地帯に墜落し、バンドの顔とも言えるボーカリストのロニー・ヴァンザント、ギタリストのスティーヴ・ゲインズ、そしてスティーヴの姉でバックアップシンガーのキャシー・ゲインズの他、アシスタント・ロードマネージャー、パイロット、副パイロットら、計6名が帰らぬ人となります(墜落現場の写真)。ゲイリー・ロッシントン(ギター)、アレン・コリンズ(ギター)、レオン・ウィルクソン(ベース)、ビリー・パウエル(キーボード)、アーティマス・パイル(ドラム)ら生存者20名も、内臓損傷、骨折、重度の裂傷、打撲等の重症を負いました。そして、全盛期70年代におけるレーナ―ド・スキナードは、これをもって終焉を迎えます。 ジャック・ディジョネット(Call It Anything/MILES DAVIS GROUP/1970) ・1970年、ジャズ界の帝王、マイルス・デイヴィス率いるバンドによるイギリスのワイト島音楽祭での演奏で、ジャックはこの時28歳。6分時に『プレミア250S』がはっきりと映ります。 ジャックのフットワークやペダルのアクションの様子がご参考いただけます。『プレミア250S』のビーターはかなり短めにセッティングされ、スプリングの強さは標準範囲(ネジ山7~8mm出し)のようです。 本ライブは、ジャズ界に革命をもたらしたと言われるアルバム、『ビッチェズ・ブリュー』のリリース直後のパフォーマンスで、マイルス、ジャックの他に、キース・ジャレット(エレピ)、チック・コリア(エレピ)、デイヴ・ホランド(ベース)、ゲイリー・バーツ(サクソフォン)、アイアート・モレイラ(パーカッション)といった錚々たるメンバーが参加しています。また、この年のワイト島音楽祭には、1か月後に27歳の若さで急逝するジミ・ヘンドリクスをはじめ、ELP、シカゴ、ドアーズ、ムーディー・ブルース、テン・イヤーズ・アフター、フリー、テイスト、ジェスロ・タル等、70年代を代表する大物グループも大挙出演しています。 日常の些事や喧噪に煤けた心を洗い清め、解き放ち、心身をリフレッシュしたいときには、キース・ジャレットによる完全即興ピアノソロ(ケルン・コンサート/1975年)に耳を傾け、清澄で美しい煌めきのような音のシャワーを浴びながら至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。(本人の演奏ではありませんが、かなり高い精度で再現されています)  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 商品の状態(商品#8) ・使用感:並 ・使用上の不具合:特に無し。 ・本体フレーム:左ポストの塗装剥がれがやや多め。傷、塗装剥がれ、多少有り。 ・駆動部:ビーターロッド固定用蝶ネジのウイングによる目立つ傷有り。 ・スティールパーツ(蝶ネジ、スプリング、リンクプレート等):傷、錆、多少有り。 ・ヒール部スパー:2本とも尖り気味。 ・フットボード表面(ビニル製モールドカバー):摩耗やや少なめ。傷、擦過痕、多少有り。 ・フットボード裏面(スティール):傷、錆、塗装剥がれ、少なめ。 ・フットボード底部固定バー(スティール):裏面の塗装剥がれがやや多め。傷、錆、塗装剥がれ、多少有り。 ・細部、全体をクリーニング済み。 ・シリコーンオイル、ワックス剤、防錆剤を混合し、金属部全面に塗布済み。フットボードのモールドカバー表裏両面にシリコーンオイル、ワックス剤を混合し、塗布済み。 ・付属品:無し。ビーターは付属しません。 ※商品画像の映りについて ・出品に向け、 照明を使用し、一眼レフカメラで撮影したため商品全体は綺麗に写っていますが、画像から受けるイメージと現物の状態とが異なる場合があります。その点、予めご了承ください。 仕様 ・ブランド:プレミア(Premier) ・製造国:イギリス ・製造年:1970年代 ・駆動方式:ダイレクトドライブ ・スプリング:強力型引きバネ ・本体フレーム:アルミニウム製(ダイカスト) ・駆動部:アルミニウム製(ダイカスト) ・フットボード:スティール製(プレス加工)+ビニル製モールドカバー ・フットボード固定バー:スティール製(約2mm厚/プレス加工) ・カラー:メタリック系ターコイズブルー(本体)・ブラック(フットボードのモールドカバー) ・サイズ:全長約315mm×幅約127mm×高さ約195mm ・重量:約1.1kg ※参考:ラディック・スピードキング(70年代モデル本体)は約1.4kg。 ※本体は折り畳み可。折り畳み時全長:約35cm。 ※本体フレームとフットボードは連結固定されているため、取り外し不可。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 製造年代について ※参考サイト:DRUMARCHIVE.COM/PREMIER ①プレミアの1966年版のカタログに、『素晴らしい新型プレミア250Sの発表です!』とあることから、『プレミア250S』の初登場は1966年と考えられます。ただし、60年代の『250S』はフットボードの黒いビニル製モールドカバーが脱落してしまいやすい不具合がありました。 ②そこで、1970年版では、かかと部分にリベットを一つ打ってカバーを固定することで脱落を防いだ『改良版250S』(本出品商品と同一モデル)が掲載されます。 ③モデル名が『250S』としてのカタログ掲載は1979年版が最後となりました。 ④1980年版のカタログには、『250S』がその前身モデルである『250(リンゴ・スターがビートルズのデビュー時、1962年に使用していたモデル)』と同じモデル名の『250』に変更して掲載されています。 ⑤正式な発行年は不明ですが、上記サイトで「80年代」のカタログ」として掲載している版の中に、④の『250(旧250S)』が掲載されています。 ⑥1985年版カタログには、④の『250(旧250S)』は掲載されていません。 ・以上から、ヒール部にリベットが一つ打たれた『改良版プレミア250S(モデル名変更後の『250』を含める)』が確実に製造されていた年代は「1970年から1980年代の初頭まで」と考えられます。 ・ラディック・スピードキングの場合、同じ70年代でも時期によって仕様が部分的に変更されていますが、『プレミア250S』の場合、その製造年代(1970年~1980年代初頭)を通して、部品も細部仕様にもほぼ全く変更が加えられていません。そのため、『プレミア250S』はこの製造期間内のどの時期に製造されたかを特定するのは極めて困難です。その点、予めご了承ください。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 使用感 ①当方の場合、『プレミア250S』と『ラディック・スピードキング』に『ラディック・L1286(ハードフェルト・ビーター)』と『同・L1287(ウッドビーター)』を使用しています。ビンテージペダルには、ビンテージ仕様のビーターを使用されることをお勧めします。両ビーターは1940年代に開発されて以降、基本仕様が変わっていません。WFLの1948年版カタログ、第9ページ最下段に最初期の同モデル、『SP-1286(フェルト)』と『SP-1287(ウッド)』が掲載されています。 ・WFL社・1948年版カタログ(DRUMARCHIVE.COM) ②スプリングは強くするとドラムヘッドへのビーターのクローズがしづらくなります。 ③クローズ奏法だと音が詰まってしまうので、音を殺さないよう、ペダルの特性を掴んだうえで踏み方や奏法を工夫してコツを掴んでください。 ④ビーターは短めより長めにセッティングしたほうが制御しやすく感じます。また、打面ヘッドの張力の違いによりビーターの反発具合が変わり、操作感やサウンドも変化しますので、いろいろと試してみてください。 ⑤フットボードは踏む場所によりフレキシブルに左右に傾くようになっていますので、芯(中心線)を捉えて踏むほうがパワーが出ます。 ⑥『ラディック・スピードキング』の場合、ある程度パワーがあり、音も大き目ですが、フットボードのアクションが意外に重く感じられるため、つい力んで踏みがちになり、その分リズムの刻み方や音量のコントロール等、全般的に制御が難しくなります。逆に『プレミア250S』は、スピードキングに比べるとフットボードが頼りないほどに軽く感じられます。 ⑦『プレミア250S』のフットボードは『スピードキング』に比べて踏みしろがかなり浅いので、「無駄に力まずに踏むことができ、しかもバスドラム本来の鳴りやトーンを引き出せる」というのが、もしかしたらコージー・パウエルやイアン・ペイスがこのペダルを愛用した理由の一つなのかもしれません。 ⑧『プレミア250S』は無駄にパワフルでない分、バスドラムが本来の楽器らしいトーンで響くように思えます。「丸っこくて、ウォームなトーン」といった印象です。『ラディック・スピードキング』のトーンも同様に「丸っこくて、ウォーム」なのですが、スプリングの機構や反発力等の違いにより、両者のトーンは明らかに違います。 ⑨『プレミア250S』は、バスドラムのミュートの仕方やチューニング、奏法等を工夫すれば、現代製のフットペダルでは決して出せないトーンやサウンドを創出できるでしょう。 ⑩『ラディック・スピードキング』は、過去数十年にわたり、その独特の操作性から踏みづらさ(制御しづらさ)を克服できずに使用を断念する人が絶えず、現在、スピードキングを制御・操作できるドラマーが世界的にも希少となりました。『スピードキング』で挫折を味わった方や、バスドラム本来の楽器としてのウォームなトーンを楽曲の構成要素として重視される方、コージー・パウエルの熱烈なファンの方などに『70s ビンテージ・プレミア250S』を使っていただけたらと思います。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 使用上の注意 ① 『プレミア250S』も『ラディック・スピードキング』も、『蝶ボルト』を指で締め込んでビーターを固定する方式が採られており、半世紀以上の長きにわたり、演奏中にビーターが脱落するアクシデントがつきものでした。しかし、ビーターロッドの蝶ボルト末端が押圧されるポイントを金属やすりを使用して特定の形に研削加工するだけで、単純な原理ながら力学的に高い固定効果を生み、これによりペダル本体からのビーターの脱落が一切無くなります。作業時間は10分程度ですので、是非お勧めいたします。加工法の詳細については以下のサイトをご参照ください。加工作業が苦手な方は、このような作業を厭わない知人の方に依頼してみてください。 ・風人乱舞:ビーターロッドの加工 ②ペダルの調整としては、『ラディック・スピードキング』と同様、バネの強さを変えることと、ビーターの長さを変えること以外にできません。 ③ペンチ等を使って蝶ボルトを締め込まないでください。ネジ溝やネジ山が崩れるとペダル自体が使用不能になる恐れがあります。 ④スプリングは手(両手)で回して強さを調整できますが、回しづらい場合は「3/8インチ(8分の3インチ=9.5mm)スパナ」を使用するか、少し緩くなりますが、「10mmスパナ」を使用して回してください。ペンチやプライヤー等で回すと、ナットやスプリングに傷がつき、錆びつきの原因となります。 ⑤ペダルはフープにしっかりと固定してください。固定が甘いと演奏中にペダルが後退し、フットボードを踏んだ際に直下にある蝶ネジを損壊する恐れがあります。 ⑥『プレミア250S』は折り畳みができますが、本体フレームとフットボードとが連結固定されており、取り外しができません。破損や傷、塗装剥がれ等を防ぐため、運搬の際には他の機材と一緒に収納しないでください。 ⑦本体フレーム上部両端にある黒い形プラスチックの中央奥に見えるプラスネジを緩めると駆動部が分解できます。ただ、この黒いプラスチックの奥側周縁に6枚の薄いツメがあり、これが経年劣化により非常に割れやすくなっているため、絶対に分解しないでください。分解するにしても、慣れと慎重な作業が求められます。 ⑧元来『プレミア250S』のフットボードには、黒い色のビニル製モールドカバーとスティールプレートとの間に接着剤がベタ塗りされていますが、40~50年という経年により接着剤が劣化し、全体、もしくは部分的に剥離が起きていたり、ゴミや埃がたまり、スティールも赤錆びて非常に汚れた状態になっている場合が少なくありません。そのため、当方でクリーニングを行った際、残留している接着剤の屑や埃、赤錆等を極力除去し、そのうえで保護剤(シリコーンオイルとワックス剤、防錆剤等を混合)を塗布してあります。 ※モールドカバーとスティールプレートとの間に、接着剤の代わりに補助的に『強力・極薄タイプの両面テープ』を「縦10×幅2cm」の大きさに切って中心リブに沿って縦に貼ってあります。 ⑨フットボードの黒いモールドカバーはビニール製ですが、縁部分がスティールプレートから外れかかった場合は「つまようじ」を1本使うと再装着しやすいです。ただし、縁部分は非常に薄いため、つまようじを使用しての作業時にも破損しないよう注意してください。 ※モールドカバー最後端裏面が固定用のステイ(爪)から外れた場合は、マイナスドライバーをツメの下に差し込み、わずかに力を入れてツメを持ち上げ、その間にもう片方の手で別のマイナスドライバーを使ってモールドカバーの最後端裏面を隙間に挟み込みます。挟み込む際には、最後端全体を隙間に強く押し込むようにしてください。尚、マイナスドライバーは先端幅が4mm前後の、あまり大きすぎないものを使うとよいでしょう。 ⑩フットボードの黒いビニル製モールドカバーは極力外さないでください。「ちょっとだけよ」と少しめくって覗いてみるくらいは大丈夫ですが、全部めくるとヒール部にあるリベットからカバーが脱落する恐れがあります。一度脱落すると、カバーをリベットに再装着することはほぼ不可能です。 ※一度リベットから脱落したモールドカバーをリベットに再装着するには、マイナスの精密ドライバー(2mm幅)を2~3本用意し、モールドカバーのリベット穴を切ってしまわないようドライバーの先端の両端を金属やすりで丸めて角を取って専用の工具を作り、モールドカバーの向きを工夫したり、リベットにドライバーを差し込む位置や角度に注意したりしながら再装着するなどの細かな手先の作業が必要になります。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 お取引上のご注意 ・スムーズなお取引をさせていただくため、オークション終了後、取引きナビにて「24時間以内のご連絡」をお願いできる方のご入札に限らせていただきます。 ・中古商品に対する常識的なご観察とご判断が可能な方のご入札を歓迎いたします。神経質な方、中古商品に対して完全をお求めの方は、恐れ入りますが、入札をご遠慮くださいませ。 ・本商品は中古商品であるため、初期不良以外の事情による返品はお受けしかねます。 ・オークション取引きにおける一般的マナーを守ってくださるようお願いいたします。 ・イタズラ入札防止のため、新規の方のご入札は無条件で取り消し、ブラックリストに登録させていただいています。 ・ご入札者様の評価内容によっては、当方の判断によりご入札を取り消させていただく場合がございます。 その他 ・仕事の都合、発送に2~3日かかる場合がございます。予めご了承ください。 ・商品の到着後、お気づきの点がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。 発送・送料 ・ヤフネコ!パック(宅急便)での発送を予定しています。 ・送料は【出品者負担(送料サービス)】となります。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 お願い ・ラディック・スピードキングに『TAMAの角頭ボルト(MS612SH)』を使用しないでください! ・スピードキングのビーター固定用蝶ボルトの緩み対策として『TAMA 角頭ボルト(MS612SH)』の代替使用を推奨する案件がネット上で流布していますが、両者はインチサイズとミリサイズで規格が完全に異なります。 ・スピードキングの純正蝶ボルトは「1/4インチ径(約6.35mm径)」で、『TAMA 角頭ボルト(MS612SH)』は「M6(6.0mm径)」です。また、ピッチ(pitch=ネジ山の間隔)は、純正蝶ボルトが「0.9mm」で、『TAMA 角頭ボルト』が「1.0mm」です。ネジ山の数でいうと、純正蝶ボルトが「10mm当たり11」に対し、『TAMA 角頭ボルト』は「10mm当たり10」です。規格が異なるにもかかわらず、スティール製角頭ボルトを強引にねじ込めば、アルミニウム製のロッカー(駆動部側)のネジ山が損壊するのは必然です。 ・『TAMA 角頭ボルト』のほうが径が小さい分、わずかに遊びがあるため、ネジ山3つほど奥までは指でもねじ込むことができますが、そこで行き止まった後、さらにチューニングキーを使用してねじ込むと、ロッカー(駆動部)側のネジ山を崩してねじ込むことになります。 ・ボルトの規格がわずかな違いであるため、多少ネジ山が崩れた状態のままでも当面は使用できるようですが、継続的な使用に伴い、いずれロッカー側のネジ山が完全損壊します。ボルトがズル抜け状態になると、ネジ溝の切り直し加工、もしくはロッカーの交換修理が必要となります。 ・特に70年代以前に製造されたスピードキングはビンテージ品としての価値が高く、ロッカー損壊によるスピードキングの個体数減少を防ぐため、『TAMA 角頭ボルト(MS612SH)』の代替使用は絶対に避けてください。 ※『スピードキングの純正蝶ボルト』の規格は『1/4‐28(4分の1インチ径=6.35mm径・1インチ当たり山数28=ピッチ0.9mm=10mm当たりの山数11)』、『TAMA 角頭ボルト(MS612SH)』は、『M6‐1.0(6.0mm径・ピッチ1.0mm=10mm当たり山数10』です。 ※2020年に6年ぶりに再発されたリニュアル版『L203 スピードキング』のロッカー(駆動部)には『M6サイズ(6mm)』角頭ボルトが使用されており、ロッカー側のネジ溝も「M6サイズ」に切られているため、このモデルには『TAMA 角頭ボルト(MS612SH)』を代替使用することができます。逆に2014年以前に製造された旧型スピードキングの『蝶ボルト(1/4インチ=6.35mm)』をリニュアル版スピードキングに代替使用することができなくなりました。 ※スピードキングの中古商品の入手を検討される際、ロッカーに「純正蝶ボルト」が装着されていても、前オーナーが通常使用の際に「TAMA 角ボルト(MS612SH)」を使用していた可能性も想定しておくとよいでしょう。外見が綺麗であっても、ロッカー側のねじ山が既に崩れている可能性もあります。 ・動作の鈍くなったスピードキングはプランジャー(押しピストン)破損の恐れあり! ・スピードキングの左右ポスト内には、スプリングの他に、ポスト上部のカムに接続し、スプリングを押し下げるための「プランジャー」というピストン形状のパーツが組み込まれています。また、プランジャーやスプリング、内臓カムの動作を滑にし、金属部の摩耗を低減するために、特に80年代中期以前のスピードキングの場合、ベージュ色をしたペースト状の潤滑剤が充填されています。ところが、この潤滑剤は経年により固形化が進む傾向にあり、ペダルの個体によっては完全に固形化し、フットボードの動作が鈍くなっていたり、ほとんど動かなくなっていたりする場合があります。 ・プランジャーは、太い心棒に細い心棒を差し込んで一つのパーツとした結合部品で、上部の太い心棒はカムの動作を受けて下部に位置するスプリングを押し下げる役割を担い、細い心棒はスプリング内に挿通され、プランジャー本体とスプリングの姿勢を安定させる役割を担います。 ・ペダルの動作が鈍い、またはほとんど動かない状態となったスピードキングは、プランジャー下部に位置する細いほうの心棒が固形化した潤滑剤に埋まったまま固着していることが多く、そのため、このような状態のままでロッカー(ドライブシャフト)を無理に動かすと、太い心棒から細い心棒がすぽっと抜けてしまうことがあります。 ・中古市場に出回っているスピードキングで動作の鈍い個体はプランジャーが既に分離損壊している可能性がありますので、特に80年代中期以前に製造されたスピードキングの入手を検討される際には、プランジャーが分離破損していないかどうかを出品者に確認されることをお勧めします。 予告 ・『ラディック・スピードキング(60~70年代製・仕様違い各種)』を数十台所有しているのですが、仕事の都合、商品のクリーニング、整備、フットボードの鏡面研磨、仕様確認、年代推定、商品案内文の作成等の時間がほとんど取れず、現時点で出品の目途が全く立っておりません。 ・仕事に区切りがつく時期、2023年5月には出品する予定でおります。 ・『スピードキング』は「自由に制御できない、踏みづらいフットペダル」として世界的に確固たる認知を得ています。夢やロマンに溢れた、比類無き魅力的なフットペダルではありますが、反面、数十年にわたって多くのドラマー達の幻滅と挫折を延々、累々と重ねてきたフットペダルでもあります。夢想を膨らませ、過度に期待すると、幻滅と挫折もそれだけ大きなものとなりますから、興味本位での入手はお勧めしません。自身でコツを掴むための工夫と努力を積み重ねないと、10年経っても制御できないことをお約束します。スピードキングは決して魔法のペダルではありません。 ・『スピードキング』を制御する際のコツとしては、ジョン・ボーナムがスピードキングを使用して演奏している際の右足を見てジミ・ヘンドリクスが発した言葉にヒントがあります。「どっひゃ! お主の右足は、まるでウサギちゃんが軽やかにピョンピョン跳ね回っとるみたいやんけ!(”Boy, youve got a right foot like a rabbit.“)」というたとえから分かるとおり、以下の点を意識して制御練習を積むとよいでしょう。 ①バスケットボールの高速ドリブルのように、スプリングによるフットボードの反発力を逆に利用し、『最小限の力』と『最低限の上下動』とによって連打する技術を意識して踏む。 ②電子メトロノームを使用し、基本に立ち返ってスローテンポから練習する。 ③練習開始当初はスプリングを「最弱」にする。 ④最初は特に「表(オモテ)/頭(アタマ)のリズム」をずらさないよう意識して練習する。 ⑤「オープン奏法」と「クローズド奏法」以外にも、「ハーフクローズド」の状態でビーターをコントロールしてみる。 ⑥スローン(椅子)の縁(へり)に太ももの裏側を軽く打ちつける意識で踏んでみる。 ⑦脚(太ももと、ひざ下)と足(くるぶしから先)の力を抜きながら、柔軟に、かつ素早く操作できるよう練習をする。 ⑧テンポが上がるにつれ、制御のしづらさから脚や足に力が入って硬直しはじめ、それでも無理にリズムを刻もうとして膝やかかとが上がり、それで余計に制御できなくなるので、そうならないよう意識的に脱力する。 ⑨上体を垂直にしてうまく制御できない場合には、上体を心持ち前傾させて制御してみる。 ⑩「世界にはスピードキング以外にフットペダルは存在しない」と信じ込み、一打一打、アコースティックな音色を楽しみながら踏む。  彡 彡 彡 彡 彡 彡 彡 

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